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開司です。

私開司は、実は転職活動をいったん休止している。
自分が当初行きたいと思っていた先からお断りされてしまったこと、今アサインされている新規事業を自分が成し遂げたいと感じていることが、主な理由だ。

でも正直、今でも転職をしたいと考えている。プロジェクトで一定のめどがついたら、辞めて転職しようと思っている。 

最近実は商社マンが転職するケースがかなり増加しているようである。
彼らに理由を訪ねてみると「自分のやりたいことを成し遂げたい」というものが多い。
「あれ、商社って何でもできるって就活の時ドヤ顔で言ってなかったっけ??」と思ったわけだが、そうではないということに最近皆気づいてきたようである。 

今回は、私含め転職志望の商社マンの転職事情に就いてお話しする。

1. 商社マンはどこに転職しているか
一般的な商社マンの転職事情はどうか。
商社マンの転職先としては、大体次の3つが大きく占めている。

(1) 戦略コンサルティングファーム
総合商社の仕事は、つまるところプロジェクトマネジメントという点に尽きる。
新規事業領域に参入する時のパートナー企業との交渉・調整、貿易・物流業務の進捗管理、投資先企業の業績管理等である。即ち、それぞれの事業を「経営」していることになる。
商社がいきなり事業投資を始められたのも、こういった経営を昔からやってきたからだ。

そこで経営戦略をクライアントに提案するコンサルファームとの仕事の整合性は非常に高く、転職エージェントからもまずは大手戦略コンサルは提案される。
事実、社費でMBAを獲得した人や更なるキャリアアップを求める人は、コンサルファームに行くことが多い。
また、よく年次の上の人が多いというのも特徴の一つである。
商社マンは高学歴なので、コンサルファームで偉くなった知り合いがいたり、それによって選考が有利に進められる様になったりとする点が大きいのだろう。
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(2) 外資系投資銀行
事業投資による収益獲得が大きくなった総合商社マンは、投資銀行への転職も多いようである。
コンサルファーム転職者との違いは、投資銀行の場合は若手が転職をすることが多いことだ。
投資銀行では、即戦力の人材を強く求めている。投資銀行における即戦力とは、Excelで財務3表や企業価値評価がすぐに作れることを指している。
これらはコモディティスキルで、少し勉強して慣れれば誰でも作れるが、そもそも一般的な企業ではそのような業務を行うことが無い。

一方で総合商社では、投資部署に配属された若手商社マンが、投資に携わる際まずは身につけるスキルなのだ。
従って、体力もあり、スキルも十分に備わっており、新しい知識の吸収力もある若手商社マンが投資銀行では取られるのである。
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(3) ベンチャー企業
上記2つは、昔から多い転職先であったが、実は最近はベンチャー企業への転職者が異様に増えている。
私の同僚も、従業員5人程のベンチャーに転職をした者もいる。
最近の総合商社では、新たな事業領域参画をするためにベンチャー投資を行うこともある。その為最近の商社マンはベンチャー企業と触れ合うことも多く、だんだんとベンチャーに対するあこがれを抱くようだ。

ベンチャー側にしてみれば、コンプライアンス対応に慣れており、ベンチャーキャピタルからの資金調達時の交渉・対応を把握している商社マンの価値は非常に大きいと言える。
また、商社マンに取ってみれば、ガチガチの官僚組織である総合商社を抜けて、のびのびと自分で事業を営むことが出来るベンチャー企業での仕事は魅力的に映るのである。
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以上が一般的な商社マンの転職事情だ。
やりたいことは人それぞれだが、そもそもこの3つしか商社マンの転職先が無いのは、商社を出てより高い年収を望める職場がなかなか無いからだ。
戦略コンサルですら、3~4年目の商社マンより入社直後は年収は下がる。
それだけ、商社マンは恵まれていたのだが、業績悪化によりボーナスもだだ下がりとなった(私の上司も赤字決算翌期のボーナスが数百万下がったとのこと)。
これをトリガーとして「金も望めないならやりたいことをやりたい!」と思った人たちがベンチャー企業へ転職していっているのだろう。

2. 開司の転職事情
私開司の転職は下図の2軸で考えていた。
 57 AM
これに基いて、イメージと色々な人から聞いたところから、総合商社含めて転職先候補をプロットすると下のような感じだろう。
29 AM
Business Schoolは転職では無いが、人生の選択肢として入れてみた。

我らが総合商社はMoney Oriented×Generalistだ。そこで私が考えたのは次の2案。
19 AM

16 AM

起業にはGeneralist(営業・経営者)として発起するか、ファイナンス等の専門職として起ち上げのメンバーとして行うか、という両側面があると思う。
Generalistを総合商社で経験したことから、Specialistへ行きたいとの想いが強かった。
その為、メディア産業に深く入りながら広告代理店のM&Aポジションに行くか、投資銀行でゴリゴリファイナンスをやるか、ということを考えていた。

結果的に両方ダメだった。
どちらも印象はとても良く、途中までの面接官からは非常によく言われていたのだが、最後の最後で断られた。

知人の転職エージェント(一般的な転職エージェントは全く使えないので)に相談したが、そもそもGeneralistからSpeialistへ職を変えること自体が非常にドラスティックで、そのこと自体のハードルが非常に高く、起業のときにSpecialistとして参画することが本当に自分の希望かどうかを整理したほうがよいとの指摘だった。 

実はこれに対する結論がまだ出せていない。
人生最大の選択を迫られている状況と考えており、慎重に考えたいと思っている。

最後に
僕も行先は迷っているが、夢見る商社マンはとっとと転職するべきだとも考えている。 
先に書いたように、総合商社自体はMoney OrientedでDream Orientedでは無い。
確かに総合商社では何でも出来るのだが、何より時間がかかる。一つ一つの案件に時間がかかってしまっても、丁寧に案件を通せば、お金をもらえるのが総合商社だ。
No Risk, High Returnなのだ。個人にとってはね。

夢とは極めてHigh Riskなものであるはず。それを追うものが、ぬるま湯商社に居るのでは、夢の実現は難しい、若しくは何年もかかってしまう。

いや、本当に今の会社にいて、危機感を覚えない日が無い。

やばいと思いますよ。

僕は学生中は、俗に言う「意識高い系」であった。これは以前、本当に爆発すべきリア充とは誰かで触れている。なぜそういった方向性に傾倒したかと言うと、医学生としての生活があまりに暇だったからである。このブログに来てくれるようなレベルの高い読者はご存知だろうが、暇と言うのは辛い。人間であれば、暇よりも充実した生活、それなりに「ハリ」や「実り」を求めるものだ。

リア充活動の一環として、勉強会と言うものを開催していた。開催するに当たって、真面目な学生、可愛いリア充系学生、そして不真面目とされるチンピラ系の学生、といった様々な人種と接する機会を持った。

医学生というのは、「田舎で親と先生の言うことを聞いて真面目に生きていたらたまたま偏差値が高くなり医学部に入った人」と、「一度受験に失敗して浪人し、勉強熱心なニート生活を数年送った人」に二分される。興味深いことに、入学時のキャラは卒業までほとんど変わらず、真面目に全授業を出席ノートとってる非モテみたいなのは前者が、勉強はそこそこであとは飲みサークルや軽音部でヘラヘラしてる茶髪、みたいなのには後者が属する。

僕は今、医者3年目だが、某有名市中病院で初期研修を行った。その際に、非常に印象に残っていたのが、学生の頃の真面目キャラと、仕事を頑張るキャラが被っていない、という事実である。これがとても意外であったのだ。

今回は、 学生時代の真面目さと、自意識の高さにより研修医を4分割し、それぞれの特徴を分析してみる事としよう。
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1.学生時代から真面目で、自信家だった人
一般的に学生時代に「すごい」とされていた人達である。積極的に他大学と絡んだり、勉強会を組織したり、海外にも進出していた彼ら。研修医になってもさぞ立派に活躍するのかと思いきや、学生の頃の輝きはどこへ、陰でひっそりとベータメイルに成り下がっている人もかなり多いのは意外である。

こういったタイプの特徴として、「この職場またはライフステージは、俺が本気を出すところではない」という考えに陥りやすいことだ。元々、大学で与えられた環境やカリキュラムに不満を持っていたから意識が高い「目立つ」行為に走った人達である。

これが、社会人として職場に出た時に足かせになる。なぜなら、研修医の一番重要な仕事は、「言われたことを正確に素早くこなし、上司と仲良くすること」だからである。意識高い系の自信家は、「この仕事は俺の成長に繋がるのか?」みたいなクソみたいな疑問を抱いてしまうことが多い。そうなると「使えない、口だけの嫌われ者」 になってしまうのだ。

僕も研修医のころ、 特に外科をローテーションしていた時は、「使えないやつ」という評価を一時的に受けてしまっていたことがある。その時は、この本を読んで心を入れ直し、なんとか乗り切ることができた。

入社1年目の教科書、岩瀬大輔


2.学生時代は不真面目だったが、自信家になった人
今回の記事を書こうと思い立ったきっかけになった人達である。彼らはおしなべて学生時代には勉強をせず、かといって「自分はへっぽこなので、影で生きます」とも考えず、教室の隅っこで女の子とイチャイチャし、軽音部でキャーキャー言われていた。そんな彼らなので、当然仕事は手抜き、QOL重視でヘラヘラしているのかと思いきや、そうではなかった。

簡単に言うと、彼らはめちゃくちゃ頑張り屋となった。上司からは可愛がられ、誰よりも楽しそうに仕事に励んでした。これは一体どう言うことなのか。彼等の一人に話を聞いてみた。

「俺はビッグになるという確信は昔からあるし、働く前からそれなりに頑張るつもりだった。学生中は、ただ単に無駄な努力したくなかっただけだ。俺が本気出せば、結構いい線に行くだろうな、とは思っていた。ちなみに興味がない研修の時はたいしてやる気はなかった。絶対進まないのに内視鏡とかカテとか見せられるのは辛かった。」とのことであった。

さらにこう続ける。「3年目になって、働き方とか稼ぎとかがある程度自分でコントロールできるようになり、無駄がなくなって、さらにやる気が出た。好きなことだけやってられるから楽しいんだよな」。

つまり、「頑張ればすごくなれると言う自信」が「実際仕事をやってみて面白かったという現実」と組み合わさり、圧倒的なパフォーマンスに繋がったのだ。


3.学生時代は真面目だったが、自信家ではなかった人
このクラスタは非常に興味深い。それこそ学生の頃は猟奇的とも入れる徹底した暗記に日夜励んでいた人達である。勉強嫌いの僕は、いつも彼等に畏敬の念を抱いていた。一体何がお前らを勉強に駆り立てるのか・・・?その解はついに出なかったが。

こう言った人達は謙虚な人が多い。逆に言うと、チャンスが舞い込んできても「いや僕まだ研修医ですから」と言って尻込みしてしまうのだ。「研修医の目標は、良い研修医になることではなく、よい指導医になることである」とは神戸大学感染症科教授、岩田健太郎先生の言葉だ。

真面目だが自己評価が低い人は、早く独立しようというマインドが控えめであるがゆえ、医者にとって最も重要な「マネジメント力」の養成が遅くなり、座学の知識ばかり仕入れてしまうことになる。これが、こう言った人達が伸びにくい理由だと考えられる。

テーブル回診Live、岩田健太郎


4.学生時代は不真面目だったし、自信家でもなかった人
こういう人は、相変わらず日本語のしょぼいあんちょこ本を参照しながら、ちんたら診療に励んでいる。このまま使役される側の医療者として、つまらない余生を過ごしてくれればそれで結構です。モテない女医とか。


まとめ
ここからわかるのは、やはり「根拠のない自信や積極性」というものが、仕事人としてのパフォーマンスに大きく影響する、ということであろう。仕事というものは、ただ座って教科書を読んで、テストで高得点を取れば評価が上がるというものではない。上司や他職種との接し方、手技や口頭でのプレゼンテーションなど、あらゆる能力が動員される。

「今、ここ」で本気を出すという考え。職場や仕事そのものにどこまでフルコミットできるか。それがその人のパフォーマンスを規定する最大の因子と言えよう。

僕みたいに「アメリカで学びたいから、日本にいる間は準備期間なの!」みたいなヘタレなことを考えているやつは、職場で評価されはしない。「MBAの勉強をしたいので、残業したくないです」なんて言っているやつの評価が上がるわけがなかろう。


最後に
この話を6年目ぐらいの先輩にしてみた。
「3−4年目ぐらいでは、医者として成功したかどうかはまだ判断できないのではないか」との至極真っ当な指摘を受けた。「ある程度の役職につき、論文も数本書いて、海外留学も視野に入れはしめる学年。具体的には医者10年目ぐらい」まで待たないと、断定的なことは言えないかな、とのことだった。

その頃は、僕たちは30半ばになっている。
もう仕事人生の半分が過ぎた段階だ。

もう大体の将来が見えてきてるはず。
その時までには、何としても、周りの数歩先を歩んでいたいものだ。

参考記事:本当に爆発すべきリア充とは誰か 

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