今回は2014年に僕が米国医師国家試験(USMLE STEP1)を受けた時の感想文を見つけたので、皆さんにシェアさせていただきたい。
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5月の末にUSMLE STEP1(米国医師国家試験)という試験受けました。そのことに関して雑感をまとめます。 もともと自分はアメリカでの臨床留学、レジデンシーマッチングも視野に入れて考えています。そのためにSTEP1を受験をすることは、それこそ大学1年生に初めてその存在を聞いた時から決めていました。
さあ、諦めずに進んでいこう。
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5月の末にUSMLE STEP1(米国医師国家試験)という試験受けました。そのことに関して雑感をまとめます。 もともと自分はアメリカでの臨床留学、レジデンシーマッチングも視野に入れて考えています。そのためにSTEP1を受験をすることは、それこそ大学1年生に初めてその存在を聞いた時から決めていました。
そうはいってもなかなか勉強に身が入らず、結局、本格的にSTEP1の勉強を始めたのは5年生の12月からでした。受験したのは2014年の5月末なので、1年半ぐらいやってたことになります。結構長いこと勉強していますね。
絶対にイイ点を取らなければならない。そしてSTEP1は年中受けれます。これが曲者で、「俺は留学に対して本気だから、良い点とれると確信するまで受けねぇぜ」と宣言すれば受ける時期を永遠に延期できてしまうんです。
結局大学生の時は受験する覚悟が出ず、怒涛の研修が始まりました。睡眠時間4-5時間に抑えて、早朝3時から始業までの間を勉強に当てていました。院内を移動する際も歩きながら勉強していました。
こういう話をすると「どや!俺の努力すげぇだろ」というエピソードの紹介の様に映るかもしれませんが、そういう意図ではありません。自らの意志で忙しい病院を研修先に選んだのですから。自分の勉強する時間を確保できないことを知っていた上での愚行です。研修にも悪影響が出たでしょうし、アホとしか言いようが有りません。そんな中での受験。終わった直後は、絶対落ちたと思っていました。
USMLEについて調べると、成功体験やすごいスコアでパスする人ばかり目につきます。しかし、なんと日本人の年間の合格率は半分程度だそうです。受験料は15万円位かかるのを踏まえると、記念受験する人はそんなに存在しないかと思います。ここから一つ言えるのは、日本の医学生や医師にとって、この試験は非常に難しいということです。
そして、国家試験や期末試験のように絶対に受験しなければならない試験でも有りません。そんな困難な関門を、自分の「意思」だけで突破できるか?そんなことを試される試験でした。
そして今回の受験での絶望的な手応え・・・。
そして今回の受験での絶望的な手応え・・・。
僕が6年間の大学生生活で学んだことは、「自分のモチベーションや克己心(だけ)に頼ってはいけい」というということです。自分のやる気というものは(少なくとも僕の場合は)毎日かわります。そして、何か大きなことをなしたいとき、そこで一番必要なのは継続して安定した努力であることは自明です。
自分の、大きないつか達成したい目標と、毎日のヘタレな自分。その乖離が、耐えられないし、なんとも情けない。「努力すればいいんでしょ?頑張るだけでいいんでしょ?」そんな甘いスタンスでなんとなくうまく人生を渡れてきた自分には良い洗礼でした。結果試験は合格していましたが、結果だけが支配する大人の世界へようこそ、ってところでしょうか。
自分の、大きないつか達成したい目標と、毎日のヘタレな自分。その乖離が、耐えられないし、なんとも情けない。「努力すればいいんでしょ?頑張るだけでいいんでしょ?」そんな甘いスタンスでなんとなくうまく人生を渡れてきた自分には良い洗礼でした。結果試験は合格していましたが、結果だけが支配する大人の世界へようこそ、ってところでしょうか。
さあ、諦めずに進んでいこう。
USMLE STEP1 SCORE 210 PASS